こんにちは。
7人家族でステップファミリー、シェアハウスを運営中。
どこんじょう村を作りたい! どこんじょう母さん(@soratobunezumin)です。
前の記事でもちょっと紹介したうちの食洗機『NP-TR6』は時短家事を目指す上で非常に頼もしい存在です。
型落ちといってもどこまでが許容範囲なのかはなかなか見極めが難しいと思うのですが、Panasonicの食洗機の中でも『NP-TR6』は食洗機の導入が初めてという方でも安心できる機種といえます。
- おすすめポイント
①手を出しやすい価格 ②取り付けが簡単 ③除菌ミストが使える機種
- 残念ポイント
①形状によっては食器が入れづらい
Panasonicの食洗機『NP-TR6』について
『NP-TR6』は、調理器具の頑固な汚れもしっかり洗浄する「調理器具コース」を搭載した卓上型食器洗い乾燥機として2013年3月20日に発売された商品です。
調理器具にこびりついた強い汚れに対する洗浄力を求める声が強まったことで、パナソニック独自の「パワー除菌ミスト」に加え新たなコースを追加。洗剤に含まれる酵素の活性を高める新プログラムにより、調理器具にこびりついた頑固な汚れ落ちを実現。
センサーを使って汚れ具合や汚れの種類、食器量や室温を検知する「エコナビ」機能が搭載。これにより節電・節水・時間短縮が可能となり、この製品のテーマは「清潔性」「節電」「節水」の追求。
こちらはもう生産中止になっていて、私もアマゾンで中古で購入したのですが2020年現在の価格は19,800円にとなっています。
『NP-TR6』は食洗機の中でも価格が安い
食洗機は、最近の核家族に対応してコンパクトタイプが出てきたり、ビルトインタイプの製品があったりと家族の形態に合わせてどんどん新製品が開発されています。
実際、我が家も導入したのは2年前。
製品自体も高いし、大きいし、本当に綺麗に汚れが落ちるのか?という疑問がありました。
我が家はステップファミリーなので、夫も家事に関わり始めて丁度2年たった頃。
どちらからともなくそんなことを言い出し、食洗機を検討し始めました。
第一に、6人家族の食器を洗えることを考えるとコンパクトな卓上タイプ(いわゆるプチ食洗)では間に合いません。
レギュラータイプはおよそ40皿が入るファミリー向けで、PanasonicのNP-TZ200-Wという機種だと2020年現在82,500円という価格になっています。
その点、この『NP-TR6』は19,800円。
この価格でファミリー向け食洗機が手に入るのは型落ちならでは。ちなみに、食洗機の耐用年数は毎日2回程度の使用で6~7年程度が標準的。5年を過ぎてくると不具合がでてきます。
我が家で導入した時は2019年だったので、2013年製あたりが限界かなというのもありました。
Panasonicの食洗機は取り付けが簡単
卓上型を導入する上で懸念する点として、素人でも取り付けができるのか?ということが挙げられます。
というのも、ビルトインタイプと違い卓上型は自宅の水道を分岐させる必要があるからです。
食洗機と一緒に自分の水栓にあった「分岐水栓」のパーツを購入する必要があります。
これにより、通常の水道を使いつつ食洗機を稼働することが可能になるのですが、型番がわかっていてもどの分岐水栓を購入していいのかわかりません。
そんな時、Panasonicの場合、株式会社ナニワ製作所のサポートセンターに問い合わせをすると親切に教えてくれます。
・通常営業時間: 9:00~17:00(土日祝日を除く平日) 休日はカレンダーをご確認ください。
引用元:株式会社ナニワ製作所
・営業時間外のお問合せへのご回答は、翌営業日時となります。
・メール返信は送信頂きましたアドレスへとなります。
・迷惑メール対策の設定を外しておいてください。
自分の蛇口の写真をsupport@naniwa-ss.co.jp宛に送るだけで、このようにメールで教えてくれるのです。
▼以下、実際にきた返信メールです
この型番を元に分岐水栓を購入するのですが、ホームセンターなどではほとんど取り扱いがなく取り寄せになるので、アマゾンなどの通販での購入がおすすめです。
取り付けに関しては、モンキースパナがあれば対応できます。
- 水道の元栓を締める
- 水栓を一度取り外す
- 購入した分岐水栓を取り付ける
- 水栓を元通りにする
- 分岐水栓と食洗機を接続する
工程としてはこのような流れになります。
初回の取り付けは夫にお願いしたのですが、2回目の取り付けのときには一人でチャレンジしてみましたが難なくクリア。
分岐水栓に付属される取付説明書の通りに行うだけで、特別力仕事も難しいこともありませんでした。
パワー除菌ミストが使える食洗機
実際に使用するにあたり、やはり気になるのが汚れ落ち。
Panasonic独自の技術で、2005年に「除菌ミスト」が商品化されました。これは超音波で洗剤成分の含まれたミストを発生させることで、ミストが汚れの中に浸透し、汚れを浮かす技術です。
『NP-TR6』の機種はその「除菌ミスト」にさらに開発を加えた「パワー除菌ミスト」というプログラムが組まれていて、少なめの水で溶かした約30倍濃度の洗剤を超音波で霧状の粒にし、汚れに当たると内圧で穴を開け、洗剤成分を浸透させて汚れや菌を食器から浮かせるというもの。
そのため、『NP-TR6』では「調理器具コース」が可能になりました。
実際の工程はこのような形になります。
また、標準では加熱すすぎは70℃に設定されていますが、80℃すすぎに変更も可能。
この80℃という温度ですが、これにより細菌性のものを加熱により感染を防ぐことができるという調査データがあります。
十分な加熱
引用元:食品安全委員会
細菌性食中毒
腸管出血性大腸菌O-157やサルモネラ属
菌などには75℃、1分以上の加熱
ちなみにノロなどのウイルス性食中毒は85℃ で1分以上の加熱が必要です。しかし、食洗機はあくまで油汚れなど食品の汚れを落とすことがメインなので殺菌まで求めるのはオーバースペックでしょう。
油の融点(固まっている物質が溶ける温度)は、約40~60度なので『NP-TR6』の標準コースでも十分落とせます。
メンテナンスやお手入れについて
食洗機のお手入れ方法は大まかに4つあります。
- 残さいフィルターのお手入れ
- 庫内のお手入れ
- 本体のお手入れ
- 庫内クリーナーを使ってお手入れ
食洗機の運転終了後、残さいフィルターには残飯などが残ります。
▼お目汚し失礼します・・・
まず普段のお手入れとして①残さいフィルターに溜まったゴミを毎回捨てる必要があります。
他に、②月に2〜3回程度は洗機専用洗剤を約10g(標準使用量の2倍量)入れて運転する庫内のお手入れと、この庫内掃除で汚れが取れない箇所(パッキン部など)を拭き掃除するのが③本体のお手入れになります。これはいずれも我が家では行っておりません・・・
④の庫内クリーナーを使ってお手入れについては、水アカが蓄積し白く汚れてきたり残さいフィルターが目詰まりしてきたら専用のクリーナーを使用してお掃除します。
手順としては3工程。
- お手入れコース、標準コースの乾燥なしで運転する。
- 専用の庫内クリーナーを残さいフィルターの上に入れる。
- スタートボタンを押して終了まで運転する。
なので、基本的にスイッチひとつで後は自動でお掃除してくれます。
以下、仕様一覧です。
商品名 | 卓上型食器洗い乾燥機 |
---|---|
品番 | NP-TR6 |
消費電力 | 65 W(50 Hz)/80 W(60 Hz) |
ヒーター | 1,100 W |
最大 | 1,165 W(50 Hz)/1,180 W(60 Hz) |
外形寸法 | 幅550 mm×奥行343 mm×高さ564 mm |
製品質量 | 約19 kg |
標準容量 | 食器点数53点/6人分 |
庫内容積 | 約43 L |
給水方法 | 給湯・給水兼用 |
使用水量 | 約11 L (標準コース) |
運転音 | 約36 dB(50 Hz)/約38 dB(60 Hz) |
ちなみに水量の目安として、手洗いの場合約 60リットル(5分間流しっぱなしの場合)ですが、上記の表を見てもらえば分かる通り、使用水量は1/6の11リットル(標準コースの場合)です。
我が家のように食器が多かったり洗う回数が多い場合、これはかなりの水道代が節約できます。
『NP-TR6』の不具合
手洗いしていた30分は機械による80分洗いに変わりました。
実際に使ってみて、揚げ物をしたフライパンやシチューやカレーの鍋も事前に予洗いしなくても『NP-TR6』がピカピカに洗ってくれるようになりました。
一緒にグラスを入れても汚れがつくこともなく、綺麗に仕上げてくれます。
こちらの機種のレビューを見てみると「食器が入れづらい」という声がちらほらあるのですが、我が家では今の所不満はありません。
普段からお皿のサイズを揃えておくと、入れづらいことはないのかなと思います。
我が家の場合は単純に「食器棚にしまう時にしまいやすいから」という理由でそうしていたのですが、食洗機を使うときにも有効でした。
結論:最初に卓上型食洗機を試すなら『NP-TR6』
性能から見ると圧倒的に価格が安い『NP-TR6』は、20,000円以下で購入できて卓上型食洗機をまず試してみたいというかたには非常におすすめ。
中古で購入した我が家も、問題なく使えています。
今の機種が壊れてもまたこれを購入してもいいな、と思える製品ですね。