こんにちは。
7人家族でステップファミリー、シェアハウスを運営中。
どこんじょう村を作りたい! どこんじょう母さん(@soratobunezumin)です。
再婚とステップファミリーの定義と現状
再婚とは、一度結婚して離婚または死別した人が、再び結婚することを指します。
そして、再婚によってできた家族はステップファミリーと呼ばれ、結婚相手の連れ子やシングルマザー、シングルファーザーなどが含まれます。
ステップファミリーは現代社会において増加傾向にあります。
それは、離婚率の上昇や再婚の増加、シングルマザーの増加などが主な要因としてあるからです。
子連れ再婚の増加もステップファミリーの一因となっています。
ステップファミリーは、一般的な核家族とは異なる形態を持ちます。
新たな家族関係の形成やパートナーシップの再定義などが求められる一方で、子供との関係性の構築や連れ子の受け入れなどにも課題が存在します。
親子のようになるまでに相当な時間がかかりますし、更に子どもがある程度大きいと反発も起こります。
それが同性だった場合、子どもが思春期の場合にはこじれたり問題になることも多いです。
ステップファミリーには、幸せな面もありますが、同時にリスクも存在します。
その中でも、離婚率の高さや共同親権の問題、新たな家族関係の構築における困難がよく挙げられます。
それでは、ステップファミリーでの幸せな面とリスクについて、次の章で詳しく見ていきましょう。
ステップファミリーの幸せな面・再婚成功のためのコツ
再婚やステップファミリーは、新たな家族関係の形成やパートナーシップの再定義、子供との関係性の構築などの様々な課題を抱えています。
しかし、上手く取り組むことで幸せな家庭を築くことができます。
新たな家族関係の形成
ステップファミリーでは、継親と連れ子の関係が初めて築かれます。
継親と連れ子の双方にとって、相手を新しい家族として受け入れることは大きなチャレンジです。
この時に重要なのは、時間をかけてお互いを理解し、信頼関係を築くこと。
例えば定期的な家族会議や共同で過ごす時間を設けることで、家族全体が絆を深めることができます。
実際、同じ家の中で長い時間暮らしていくと似てくる部分が増えてきます。
それが親子を実感する瞬間でもあり、嬉しくもあり、親としての実感がある瞬間なのだと思います。
パートナーシップの再定義
再婚によって、パートナーシップの再定義が求められます。
一度結婚を経験しているため、お互いの意見や価値観、子育てスタイルなどはそれぞれ異なるかもしれません。
しかし、お互いの過去を尊重し、相手に対して柔軟な姿勢を持つことが重要です。
共通の目標や趣味を見つけることで、より良いパートナーシップを築くことができます。
子供との関係性の構築
ステップファミリーでは、継親と連れ子の関係性の構築が特に重要です。
妻の連れ子なのか、夫の連れ子なのか、また年齢によってもステップの踏み方は変わってくると思います。子供が思春期である場合、親子になるまで時間がかかるという話もわかります。
子供との関係性を築くためには、子供が安心して自分の気持ちを話せる環境を作り、積極的に関わることが大切です。
また、連れ子にとって継親が自分の親として受け入れられることも重要です。
愛情を注ぎ、継親との特別な時間を大切にすることで、関係性を深めることができます。
我が家の場合、3人の兄弟にとって、娘たちは父親違いの妹。長女と三男は3歳差ですが、長男とは10歳離れています。
長男と次男はもう大きいので、妹とは父親が違うことを分かっています。
彼らの偉いところは、どんなに喧嘩になっても怒ってもそのことには触れないところ。
娘が生まれた時、むしろ妊娠中から大切にしてくれていたし、結局誰と血がつながっているかと仲の良さは比例しないんですよね。
それぞれ一人ひとりを大切にしていれば、ステップファミリーで新たに兄妹ができたとしてもすんなり受け入れてくれるのだと思います。
以上のように、ステップファミリーでの幸せな面や再婚成功のためのコツはあります。
ステップファミリーでのリスクと対処法
ステップファミリーでは、再婚による家族構成の変化や継親との関係性の構築など、さまざまなリスクが存在します。
以下では、主なリスクとその対処法についてご紹介します。
離婚率の高さとその背景
ステップファミリーにおける離婚率は一般の核家族に比べて高い傾向があります。
これには、継親と連れ子との関係の複雑さや家族形態の変化によるストレス、意見や価値観の相違、コミュニケーションの困難などが背景に挙げられます。
我が家の例を挙げると、最初は義両親は大反対していました。
彼女と結婚する、と紹介され連れてきた人がシングルマザーで子連れ、しかも3人子どもがいるとなったら一人息子の行く末を不安に思うのは当然のこと。世間一般でみても離婚経験があるのははあまりいい情報ではありません。
- また離婚するんじゃないか
- 騙されてるんじゃないか
- お金目当てなんじゃないか
などなど、夫も両親から散々言われたそうですが彼は「絶対に幸せになる!」と毎日必死に伝えてくれました。
そんな彼が実践してくれたのは「自分の幸せを見せること」でした。
このように、リスクに対する対処法としては、まずは家族間のコミュニケーションを重視し、お互いの意見や感情をしっかりと伝え合うことが重要です。
また、家族全体での話し合いや相談を行い、問題を共有し解決策を見つけることも有効です。
もちろん、専門家のサポートを受けることも一つの手段として考えられます。
共同親権の問題
ステップファミリーでは、連れ子が元配偶者との間で共同親権を持っている場合があります。
この場合、継親との意思決定において連れ子の意見を尊重することが求められますが、実際には連れ子と継親との間に意見の食い違いが生じることがあります。
このような問題に対処するためには、まずはお互いの立場や意見を尊重し、コミュニケーションを通じて解決策を見つけてみましょう。
連れ子の意見や感情に対して理解を示し、共通の目標に向かって努力することで、共同親権の問題解決を図ることができます。
新たな家族関係の構築における困難
ステップファミリーにおける家族関係の構築には、継親と連れ子との間でさまざまな困難が伴うことがあります。例えば、継親が連れ子を自分の子供として受け入れられない、連れ子が継親を親として受け入れられない、継親と連れ子のコミュニケーションがうまく取れないなどです。
我が家でも、長男は2年生でしたがいきなり父親が新しくなったりおじいちゃんおばあちゃんが変わったということに関して、彼なりに、前の家族への配慮もあり対応に困っていたようでした。
子どもながらに悩みやストレスもあったのだと思います。
それが夫の父母への接し方にも現れていて、最初の頃は実家に遊びに行った時に義母(息子にとっては新しいおばあちゃん)が作ったご飯に手を付けないということがありました。
これは義母も対応に困り、私も困り・・・という負の気持ちの三つ巴になっていたのですが徐々に解消していきました。これは正直、時間が解決してくれた部分もあります。
これらの問題に対する具体的な対策や解決方法は人それぞれですが、家族間のコミュニケーションや理解の深化、専門家のサポートを活用することで、再婚とステップファミリーの幸せを追求することができます。
このような困難を克服するためには、時間と努力が必要です。
互いに信頼関係を築くためには、継親と連れ子がお互いの感情を受け入れ、理解し合うこと。
家族全体での活動や時間を共有し絆を深める機会を持つことが考えられます。
まとめ:再婚とステップファミリーの幸せとリスク
再婚とステップファミリーは、幸せな面と同時にリスクも存在します。
まず、幸せな面として、再婚によって新しい家族関係を形成することができます。
また、再婚によってパートナーシップの再定義や子供との関係性の構築も可能となります。
一方で、ステップファミリーにはいくつかのリスクが存在します。
まず、離婚率が高く、再婚後の離婚が多いという背景があり、共同親権の問題や新たな家族関係の構築における困難もあります。
ステップファミリーでの離婚や問題の要因は、継親と連れ子の関係やコミュニケーションの問題、養育費や金銭的な問題、家族形態や役割に関する認識の違いなどが考えられます。
思いやりは決して、言わないことではありません。思ったことを共有する、伝えるというのも実は「思いやり」なのです。
悩んだら相談する。親子だけでなく、パートナーとしてもよく話し合いをします。
「血」というのは時には厄介です。
これは結婚することと似ていて、紙の上だけでの繋がりにしてしまうと単なるお荷物でしかない。
どんな家族にしたいのか、どんな生き方をしていきたいのかをお互いにゆっくり通わせていけば、例えばそれがステップファミリーだったとしても新しい家族は作っていけるのです。