こんにちは。
7人家族でステップファミリー、シェアハウスを運営中。
どこんじょう村を作りたい! どこんじょう母さん(@soratobunezumin)です。
うちは子どもが5人いるという話は何度かしたと思いますが、3人は私の連れ子で再婚後、更に2人生まれました。
いわゆる「ステップファミリー」ということになります。
ステップファミリーとは
ステップファミリーとは、再婚によってできた連れ子や実子が混在している家族のことを指します。
再婚に伴い、新たな家族が形成されることで、子連れ再婚やステップファミリーが生まれます。
ステップファミリーの定義
ステップファミリーは子連れ再婚とは少し違います。
配偶者の少なくとも一方の結婚前の子供と一緒に生活する家族形態。継(まま)家族、ブレンド家族(ブレンディッド・ファミリー)ともいう。一般的には、離別や死別後、子連れで再婚した結果形成される家族。血縁関係にない親子関係が1組以上含まれるものをいう。米国では、1970年代以降、離婚と共に再婚が増大し、ステップ・ファミリーという言葉が一般化した。日本でも、90年代に離婚・再婚の増大と共に増え、2001年には支援団体も設立された。
(山田昌弘 東京学芸大学教授 / 2007年)
ステップファミリーが増えている背景
近年、ステップファミリーが増えている背景には、離婚率の増加や再婚の社会的受容度の向上があります。
夫婦間の問題や価値観の不一致などによって離婚が発生し、再婚へと進むケースが増えています。
また、子供の親権問題や親の再婚による家族形態の変化もステップファミリーの増加に関係しています。
離婚によって親の離れた環境で育った子供たちが、再婚によって新しい家族を形成する場合があります。
このような背景から、ステップファミリーが増える一方で、再婚した夫婦や連れ子、実子たちは新たな問題や課題に直面することとなります。
子連れ再婚のリアル
子連れ再婚が幸せな家庭を築くためには、様々な困難が待ち受けています。
再婚を決断するまでの心理や、ステップファミリーの子育ての現実、そして再婚が良い方向に進むパターンと進まないパターンを見ていきましょう。
再婚を決断するまでの心理
再婚を決断するまでの心理には様々な要素が絡みます。
例えば、子供がいることによる責任や子供との関係の変化への不安、自分自身の幸せを追求するための自己承認欲求などが挙げられます。
実際に私は子連れ側でしたが「結婚」に対する嫌悪感があり、できればしたくないという思いが強かったです。
しかし、夫のある一言でそのカタマリが和らいで、苦労は有りながらも再婚するに至りました。
それについてはこちらの記事で書いています。
ステップファミリーの子育ての現実
ステップファミリーでの子育ては、実子と連れ子との関係性や家族の新たなルールの確立など、多くの現実的な問題に直面します。
連れ子に対する愛情の向け方や、実子とのバランスの取り方などが求められるからです。
また、子供達自身が再婚による変化に戸惑いや抵抗を感じることもあります。
3年前に離婚し、去年、子どもが6歳と4歳(双子)のときに初婚男性と再婚しました。夫は、私に子どもがいることを知った上で、一緒になりたいと言ってくれて、自分で子どもたちに「ママのことが好きになったから結婚したい。一緒に家族になってほしい」と伝えてくれました。私は子どもたちが受け入れてくれなかったら全力でフォローしようと話を聞いていました。
引用文:ステップファミリーの悩み 子育てと家族の形
子どもたちは夫を受け入れ、今は家族5人で暮らしています。子どもたちは夫を下の名前で呼んでいます。夫と子どもたちはとても仲がよく、子どもたちも家族だと思ってくれているようですが、少し不安があります。例えば、学校の参観日のときに、子どもが友達から「○○くんのパパだね」と言われたら複雑な気持ちにならないか、成長にどんな影響があるのか心配です。
(お子さん3人の実母)
再婚が良い方向に進むパターン
再婚が良い方向に進むパターンとは、お互いの子供に対して公平かつ愛情深く接することや、家族の絆を強化するためにコミュニケーションを意識すること、そしてステップファミリーの問題を家族全員で協力し解決する姿勢を持つことです。
また、親が連携して連れ子と実子の教育方針を話し合い、一貫性を持って子育てを行うことも重要です。
離婚についてはそれほど問題なくても、再婚後の家族のありかたについて悩むという話をよくききます。
うちの場合、連れ子の3人は養子縁組をして、戸籍上でも夫と家族となりました。
もちろん夫は初婚。
長女と次女は、再婚してから出産しました。
つまり、3人の兄とは父違いの兄弟ということになります。
長男は当時小学校2年生。
年の割にはしっかり者で、手前味噌ですが頭がよく色々と分かっていての初めての妹で、複雑な思いもあったかもしれませんが
「妹が生まれてよかった」
そんな言葉を言ってくれたことがありました。
9才も年が離れてるからか、実際に長女が生まれてから育児に参加してくれる場面が多く、大きくなった今は長女の我がままにも付き合ってくれて良いお兄さんをやってくれています。
また、夫はいきなり3人の父になり戸惑ったと思いますが、彼なりに一生懸命愛情を注いでくれました。
小さい頃を知らず、ある程度大きくなった状態で親子になったのですが、父親として役割を果たそうと講演に遊びに連れて行ってくれたりとマメにコミュニケーションをとっていました。
一番感動したのは、初めて私が子供から離れて父(夫)と三男だけで留守番をした時です。
当時三男は2才で実父(元夫)にも懐かず、お母さんじゃなきゃ!が酷い時期でした。もしかしたら途中で呼び出されるかもな・・・と思いながら朝から仕事に行ったのですが、夜まで連絡なし。
帰宅して聞いてみたらちゃんとお昼寝もして過ごしていたとのこと。
父親だから、血がつながってないから、男性だから、は関係ないんだなと思った出来事でした。
再婚が思うように進まないパターン
再婚が思うように進まないパターンとは、連れ子との関係に悩みや問題が絶えないことや、継父母と実子の関係がうまくいかないことなどが挙げられます。
また、連れ子が自己主張が強く冷たい態度をとる場合や、連れ子と実子の間で嫉妬や競争心が生じることもあります。
これらの問題に対処するためには、家族全員で話し合いを行い、理解と協力を深める努力が必要です。
ステップファミリーへの対策
ステップファミリーは、再婚によってできた家族を指しますが、その関係は必ずしも順調とは言えません。
特に、子連れ再婚の場合は、連れ子や実子が絡むことで複雑な問題が生じることがあります。
そこで、ステップファミリーへの対策が必要となります。
子連れ再婚の離婚率を下げるための対策
子連れ再婚は、新たな家族を築くためのチャレンジですが、その難しさも忘れてはなりません。
子供の問題行動やパートナーとの意見の相違などが原因で離婚に至ることもあります。
離婚率を下げるためには、以下の対策が効果的です。
- コミュニケーションを大切にする パートナーとのコミュニケーションを重視しましょう。子供や自分の気持ちを正直に伝え、意見や感情を共有することで問題の解決やストレスの軽減につながります。
- 専門家のサポートを活用する 専門家のアドバイスやカウンセリングを受けることで、問題解決のためのアドバイスや支援を受けることができます。専門家の視点からのアドバイスは、冷静な判断や新たな視点を提供してくれるでしょう。
- 家族のルールやルーティンを作る 家族全員が同じルールやルーティンを守ることで、安定感や統一感を生み出すことができます。子供たちには、ルールと共に変化への適応力を育むことも大切です。
継子との関係を円滑にし、子育てを向上させるためのアドバイス
継子との関係を円滑にすることは、ステップファミリーの中でも特に重要な課題です。
良好な関係を築くことで、子供たちの成長や家族の幸せに繋がります。
以下は、継子との関係を向上させるためのアドバイスです。
- 時間をかけて関係を築く 継子との信頼関係や絆は、一瞬では形成されません。時間をかけて関係を築くことで、お互いを理解し合い、尊重し合うことができるようになります。
- 感情表現を促す 継子が感情を表現しやすい環境を作りましょう。子供たちが自分の気持ちを話すことで、ストレスの軽減や問題の解決につながる場合があります。
- 共通の活動や思い出を作る 家族全員で楽しめる活動や思い出を作ることで、絆を深めることができます。お互いの趣味や興味を尊重し、共通の時間を大切にしましょう。
ステップファミリーの関係をより良くするためには、パートナーや子供とのコミュニケーションや理解を深めることが重要です。
困難や課題に正面から向き合い、専門家のサポートもうまく活用しながら、幸せな家庭を築いていきましょう。
まとめ
ステップファミリーは、いろんな境遇でシングルになってしまった人がまた新たに家族を作っていくことです。
他人同士が一緒になる難しさ、苦労は経験しているはず。
今回は失敗しない保証もないし、最初は周りの家族からも良く思われないパターンも多いです。
不安も多く、ステップファミリーの子連れ再婚は、初婚とは違う大変さがあります。
子供の問題行動や家庭内のストレスが原因で、再婚が思うように進まないこともあります。
しかし、ステップファミリーへの対策をしっかりと立てれば、子連れ再婚の離婚率を下げることができるでしょう。
継子との関係を円滑にし、子育てを向上させるためには、夫婦でコミュニケーションをしっかりと取ることが重要です。
もちろん、夫婦円満でも仕事上出張が多いとか、一緒にいられる環境にない夫婦ももちろんいます。
物理的に一緒にいられなくても、「今日こんなことがあったんだよ」「そうか、大変だったね」って苦労を分かち合えたり、誰かに「頑張ってるね」って認めてもらえたり、それだけでも全然心持ちが違ってきますし、幸せを感じる度合いも変わりますよね。
問題行動に対しては、根気よく注意し、信じることも大切ですが、同時に必要な厳しさも持つことが必要です。
子供が信頼できる大人として接することで、良好な関係を築くことができます。
また、自身のストレスを解消する方法としては、心理カウンセリングやステップファミリーのサポートグループに参加することがオススメです。
他のステップファミリーの経験談やアドバイスを聞くことで、自身の問題に対する解決策や気持ちの整理ができるでしょう。
自分が無理をせず、相手とともに子育てや家のストレスとうまく付き合いながら関わっていけるかどうかで、しんどさは変わってくるのではないかと思います。
成長した上の子どもたちが助けてくれる、それだけでも随分心の余裕が変わってきますし、義理家族と良い関係になって助け合ったり、夫婦で相談したり時には友人に頼ったり、人は人の中で生かされていきます。
辛い時は、頼れる人やグループを見つけて頼りましょう。
「こんなことがあって・・・」と話せる人がいるだけで違いますよね。
問題行動に悩むステップファミリーにとって、この記事が参考になることを願っています。