パンジーが枯れてる!?ツマグロヒョウモン大量発生

こんにちは。

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リーブバンク運営者(@soratobunezumin)です。

2023年の冬に植えたパンジーが、2024年の7月に枯れ始めました。
雨に当たりすぎたのかな?と思ってよく見てみると、なんと大量の幼虫が!!

どこんじょう母さん

ぎょえ〜!なんじゃこりゃー!

今回は虫のお話です。写真が出てきますので、苦手な方は引き返してください。

目次

ツマグロヒョウモンとは?

我が家のパンジーをスッカスカにした犯人は「ツマグロヒョウモン」という幼虫でした。

特徴と生態

ツマグロヒョウモンは、アゲハチョウ科に属する蝶で、日本各地で見られます。

幼虫の時期には、黒を基調とし、オレンジ色の筋が入っていて体にとげ状の突起があります。
この幼虫は主にスミレ科の植物を食べ、庭や公園の野生のスミレ、園芸種のビオラやパンジーが該当します。

成虫になると、美しいオレンジ色の羽を持ち、メスは羽の先の黒い部分が多くなります。
名前の由来の「ヒョウ」は、この成虫のときのヒョウ柄から名付けられたようです。

ちなみに、幼虫はとてもグロテスクな色をしていますが、成虫は綺麗なオレンジ色になります。

ツマグロヒョウモンの発生理由

都市部での大量発生の原因

ツマグロヒョウモンは、以前は沖縄や九州、四国の南部など西日本中心の発生だったようですが北関東の方でも見られるようになりました。

どこんじょう母さん

うちの庭(茨城)でも大量発生!

メス1匹あたりの産卵数が多く、4月から11月頃が主で、年5回ほど発生します。
幼虫は食欲旺盛で、ほとんど食い尽くされてしまいます。

都市部は自然の天敵が少ないため、幼虫が生存しやすく、結果的に成虫が増加してしまうのです。

幼虫は奇抜な色をしていますが、人間には無害で棘も刺しません。

ツマグロヒョウモン対策法

予防策

パンジーや他のスミレ科の植物を育てる際には、防虫ネットを使用するとツマグロヒョウモンの成虫が産卵するのを防ぐことができます。

駆除方法

無害とはいえ、苗をほとんど食べ尽くしてしまうのでどうにかしたい!というときは、いくつかの方法があります。

化学的な駆除としては、市販の防虫スプレーや殺虫剤を使用する方法。
また、一匹ずつ捕獲して退治する方法もあります。

このツマグロヒョウモンについて面白い記事がありました。

ツマグロヒョウモンは、幼虫が生まれた植物そのものでないと、受け入れてくれないなんて!

食べる植物の科が決まっているだけでも、結構な偏食だと思いますが、ツマグロヒョウモンの場合は、生まれた植物と同じでなければ食べないこともあるのです。これは相当な偏食と言えるのでは。

たのしい生きもの観察「第3回 チョウ~ツマグロヒョウモン編~」

そんなまさか・・・と思いつつ。

夫が一匹ずつ捕獲し、庭の裏側のスミレ科の植物がないところに移動したのですが、なんとその日の夕方にはまた元の鉢に戻ろうとしている幼虫の姿が・・・!!

どこんじょう母さん

一日かけて戻ってきたの・・・!?

まとめ

ツマグロヒョウモンについて調べてみると、意外にも、見つけたら巣立つまで見守るという方が多くて驚きました。
人間に害がないことと、蝶の姿がきれいなので子どもの観察日記にも適しているのだとか。

しかも、蛹の期間の棘の色によって羽化後の性別がわかるそうです。
ちょっと観察してみたくなっちゃいますね。

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この記事を書いた人

秋田出身、子ども5人の7人家族/茨城県水戸市にて2007年から個人事業に従事、2015年に独立。2021年にsoratobunezumi合同会社で法人化/肩書なくつながるコミュニティスペース「本拠地」運営/茨城県居住支援法人第8号/ジョブコーチ/両立支援コーディネーター/

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